Archive for 10 February 2005

10 February

読売新聞、昨日のジーコ採点7.5???

今日の読売新聞スポーツ欄にあったジーコ監督の昨日の試合の採点はなんと7.5.
記憶が正しければ、読売新聞に採点が載ったのは初めてだと思うのですが、それにしても甘すぎないでしょうか?

チームコンセプトが無いのがコンセプトであるジーコのチームは、機能すればフットボールが本来持つ素晴らしさを表現できるのですが、機能しなかったら自己修正できない事も起き得るでしょう。
昨日の前半が全くそうです。
前半のメンバーには鳥瞰図を思い浮かべ、適切な対処が出来る選手がいなかったのです。

結局、今の代表で「現場監督」が出来るのは、中田英寿と中村俊輔なんだと思います。
ヒデは言葉も身振り手振りも使って指示を出していたし、俊輔は自らの動きによってチームを率いていました。

チームに決まり事があれば、「現場主任」程度でいけるでしょうから、小笠原でも対応できたかもしれません。
しかし、ジーコのチームには「現場監督」が必要なんです。
それは、最初からわかっていたことではないのでしょうか?

つまり、先発から俊輔を使わなかった事は監督として大きなミスであり、せっかくシリア戦で3−5−2も4−4−2も出来るんだよと見せておきながら、ご丁寧にスタメンを通知してその通りにする正直さも、相手に付け入る隙を与えた大きなミスの一つではないかと思うのです。

それを綺麗に修正したのが高原や俊輔で、彼らを使った采配が素晴らしいと言うのは、大事な部分に目を向けていないと僕は思います。

勝った訳ですから6、まぁ、5.5としたいところですが、7.5はあまりに高すぎます。

それにしても、昨日も書きましたが俊輔は去年のアジアカップ時よりもまた良くなったという感じですね。
どうしても俊輔はこねると言うイメージもあったのですが、昨日はしっかりキープって感じでしたね。
状況判断が素晴らしかったです。
俊輔を先発にするのかジョーカーにするのかと言ったら、僕はやっぱり先発だと思うんですけどね。
22:49:00 | tack | No comments | TrackBacks