Archive for March 2005
30 March
オウンゴールでも勝ちは勝ち
今後の展開に大きく影響が出るバーレーン戦、結果的に勝ち点3をもぎ取ったと言うか拾ったと言うか、でも3は3です。前半はバーレーンのカウンターを意識した形で、ポゼッションを取りカウンターを受けないようにしているようでした。
圧倒的にボールを支配していましたが初シュートは25分、リスクを犯してまで攻めないという感じでしたが、入り方としては良かったのではないかと思います。
まるで、ボランチに入ったヒデと周りのコンビネーションを確認しているかのようでした。
しかし、ヒデはさすがですね。
ボランチに入るとちゃんとボランチの仕事をする。
30分過ぎからは裏を突くリスクも取り始めて、コーナーとフリーキックで立て続けに攻め立てる時間もありましたが、効果的なシュートも無く0−0でしたが、それも予定通りと言う感じでした。
ただ、高原の所でイラン戦ほどではないにしろボールの収まりが悪く、鈴木がポストに入る事も少なく、中央でのフリーキックと言う期待していたものは取れませんでした。
後半は点が取れそうな期待と、このまま0−0と言う不安とが入り混じるハーフタイムでした。
後半に入ると日本の攻勢が始まりました。
特に左サイドでアレックスが頑張り始め、左右のサイドを崩し始めました。
しかし、絶好のチャンスと言うのは少なく、高原がその少ない2本を外しこのまま点が入らないんじゃないかと言う不安が増え始めた時、フリーキックの混戦から「こうやって入れるのよ」と教えるような感じでバーレーンの10番が決めてくれました。
問題はその後でした。
失点後の約20分で4本その内3本はそこそこ崩されていたと思います。
バーレーンがその気になったら、結構攻められてしまうと言うことでしょうか?
アジアカップで2点取ったからなのか、後半玉田を使いましたが、玉田はかなり研究されていると言う感じです。
動き出しの巧みさから言ったら柳沢だと思うのですが・・・・
前半を終わり日本は2位に上がりました。
しかし、後半、イランとバーレーンは2試合ホーム、バーレーンはアウエーもイランとで時差なしと、日本より有利な環境です。
イランとバーレーンが勝った北朝鮮とのアウエーは、日本にとってのプレッシャーにもなりそうですし、最終戦のイランはホームでも簡単に勝てる相手ではありません。
となると、まずはバーレーンとのアウエーをどう乗り切るかがポイントになるわけで、負けられない戦いは続きますね。
23:58:39 |
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27 March
遅ればせながら、イラン戦。
ヒデが特に前半はフィットしていなかった、高原にボールが収まらなかった、玉田はスペースに出る前に再三足を滑らせていた、バックラインがすぐ下がり気味になってしまう等、細かい敗因はあるのですが、最大の敗因は同点後のゲームプランが共有されていなかった事だと思います。前半は良い入り方が出来、イランのドリブルを複数人で囲んでボール奪取しパスを繋いで攻めると言う良い形が出来ていたのですが、あまりにもツートップが機能せず最後のラインを突破する事が出来ませんでした。
イランが中田には自由を与え中村を徹底的に潰しに来たのも、意外な感じもしますが当然の策だったと思います。
ボールのとられ方が悪いので、徐々にラインが下がりだし、ドリブルを受けると言う悪循環に陥り、ペースを取られはじめます。
そして、リスタートから失点。
小野のミドルシュートやコーナーからの中田のトリッキーなシュートはありましたが、結局イランを崩す事も出来ずに1−0で前半終了しました。
ハーフタイムの放送を見ながら、「そう言えばヤナギがいるじゃない、柳沢の動き出しなら中田からいい展開が出来るかもしれないなぁ〜、どっちにしても個人同士のコンビネーションしか無いのだから、ヒデと玉田よりはヤナギだよなぁ〜。俊輔だってヤナギは良く知ってるし・・・」、後は、「ありえないけど、松田と宮本を変えてフラットにしたら4バックももっと機能するだろう、まぁ、練習してないから難しいけど、マリノスコンビだから出来ちゃうかも」などと考えていました。
後半、一進一退は続きます。
俊輔のフリーキックは惜しかった。
17分、柳沢が投入され、いい走りだしからヒデのスルーパスが通ります。
攻撃の期待を感じさせる一シーン。
そして21分、中田のクロスを柳沢が競ってこぼれたところを福西がちゃんと足でゴール。
最初、誰が入れたかわからなかったのですが、あそこにいるのは福西だろう?と思ったのは正解でした。
そして、問題の時間です。
同点になった後、日本はどうする予定だったのでしょう?
守ってカウンター狙いで勝ち点1、上手くいけば3を取る。
このまま攻撃重視のスタイルで勝ち点3を狙いに行く。
結局、守備陣は前者、攻撃陣は後者をイメージしていたようでなりません。
俊輔の談話ではジーコは攻めろと言ったそうです。
しかし、明らかにディフェンスは引いていて、前線がプレスしても抜けたらドリブルを加速させてしまうだけのスペースが空いていました。
結局、このバランスの悪さから、センタリングが中澤に当たってジャストコースに行ったかも知れませんが、結果勝ち越し点を喰らいました。
あの時、イランは中に2枚いて、日本は加地だけの対応だったところに、ラインに間があったことがわかります。
残りの18分、効果的な攻撃をする事も出来ず、試合はイランの勝利に終わりました。
この敗戦そのものには予選通過に対する影響は、イラン1位・日本2位でも良いのですから、今のところ大きくは無いと思います。
悲観する事は何も無く、バーレーン戦に勝てば問題はありません。
しかし、明らかに4バックは良いとは言えません。
強いセンターバックを2枚並べれば良いのですが、ストッパーとリベロと言う組み合わせでは、ストッパーを振ってしまえば中が弱くなります。
イランはドリブルと言う武器をそこに当ててきたなと言う感じでした。
バーレーン戦では戦いなれた3バックに戻すべきです。
攻撃は厳しいでかもしれません。
引いた相手を如何に崩すかと言ったら、個人の突破が重要なポイントになるでしょう。
玉田はスペースがあれば走れますが、足元のボールを置いて抜けるタイプじゃありません。
高原も同じでしょう。
加地は高原を探すためにセンタリング前に頭を上げて中を見てましたけど、鈴木だったら動きがイメージできていたんでしょうか?
アレックスが戻るのは好材料ですが、もう一人、個人突破できる選手が必要ですね。
お勧めは永井ですけど、今回は無理か。
伸二が出場停止なので、もしかしたらジーコは中田のボランチを考えているのかもですね。
そうすれば、ヒデと俊輔も並び立つ3−5−2が出来ます。
意図が見えない小笠原投入も、伸二がイエロー貰った時点で次を見ていたのかもしれません。
しかも、ボランチに入ってスペースを見つけては全力疾走して埋める中田の姿には、思わず感動してしまうのでした。
中田と4−4−2、イランのアウエーは負けても良いけら今後のためのテストなんだ、としたら、ジーコは凄い勝負師なのかもしれません。
いや、もう、そうじゃなきゃ困るんですけどね。
バーレーン戦に負けたら・・・・もしかして岡ちゃん復活??
07:59:23 |
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25 March
いよいよイラン戦!
イランでのアウエー、昨日の報道ステーションを見る限りでは凄いですね。いったい何が起きるのか、そこにも興味が行ってしまいます。
日本としてはリラックスして、北朝鮮戦の勝ち点3を持って2位でも良いんだと言う余裕の戦いをして欲しいと思います。
ラインを下げずにコンパクトに、前にスペースが空いたら思い切て走り込み、それに連動して守備スペースを埋めていく事が出来れば、イランだって特に怖くは無いと思います。
問題は連動ですね。
ジーコのやり方は、人の置き方よりもその人が何をするかだと思うので、今日は4−4−2の配置だと言うので、サイドの攻撃と守備を連動して行わないと、サイドで負けてダエイに一発食らっちゃうかもです。
逆に連動すれば、サイドには色々な人が顔を出す事になると思うで、相手にとっては凄く嫌な形になると思います。
マハダビキアがプレーしてしまったら危ないですが、彼にプレーさせなければ、守らない彼は最大の穴になるということです。
個々の力は変わらないと思います。
組織力は日本が上です。
ただ、組織を外れてこの力を出すと言う面ではイランが上でしょう。
高原が回りも見ずに強引に突破を図る事はまず無いでしょうが、ダエイは平気でやって、もしかしたらそれで1点取るかもしれません。
イランをチームで機能させなければ日本の勝ちとならないところが一番嫌なところですね。
日本でそれが出来るのはヒデくらいかなぁ〜。
そう言えば、ジョホールバルでヒデの強引なプレーから岡野が?ゴールした相手はイランだったですね。
最後まで慎重にやる必要があると思いますが、恐れてラインを下げる事も無いと思います。
下げ気味になる宮本のラインコントロールが、ちょっと心配・・・。
08:00:04 |
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19 March
本年公式戦初勝利!でも、まだ何かが足りない
去年はフル・五輪の両代表に選手を送り出しチームの準備が出来なかった事が原因でしたが、今年は怪我人の多さが原因となり、序盤戦はなかなかチームのパフォーマンスを維持できない浦和。今日も良い面と悪い面が出てしまう試合振りでした。
前半は前掛に来るかと思っていた神戸ですが、守ってカウンターを選択してきました。
エメルソン・田中・アレックスにはダブルマークで対応し、攻め込まれてもカバーリングをしっかりして対応していました。
浦和から移った室井が真ん中で効いていたと思います。
エメの突破を綺麗に止めたシーンもありました。
しかし、神戸の左サイドに狙いを定めた浦和は、ユース代表の丹羽から再三ボールを奪い或いは勝負してかわし、攻略を始めます。
何度かチャンスがあった後、浦和は右サイドから入ったボールを達也がシュート、ポストに当たり跳ね返ったところを山田が詰めて、数分前には同じようなシーンでふかしてしまったのですが、今度は冷静に密集をついてゴール!
43分にはボールの無いところでエメが倒されて得たPKを、一度ははじかれましたが詰めたエメルソンが蹴りこんで2点目。
点差以上に押し込んでいた浦和ですが、まずまずの結果で前半を終えました。
後半は神戸が前に出てきました。
今年の浦和の悪い点は、相手が前に出てくると何故か受けてしまい、最終ラインが下がりボランチと分裂する感じになるのです。
人数はいるけど攻められてしまう。
ボールはキープしているけど前線との距離があり、回しているうちに取られるポイントを作ってしまう。
そんな中から神戸にカウンターを許し、ヘッドの瞬間は絶対に入らないと思ったんですけど、さすがベテランの技巧ヘッドとも言うか、難しいボールをカズに決められてしまいました。
その後も神戸がペースを握り、浦和がカウンターで狙うと言う時間が続き、結局、後半は殆んどペースを取れずに終わってしまいました。
なんとも前後半で落差の大きい試合。
ふと思い出したのは、熊谷で山田がインタビューに答えて言っていた「まだ、チームの闘い方が固まっていない。」と言う言葉です。
3試合こなしても、選手にまだ自信が生まれていない気がします。
欲しいのは勝利もさることながら、今はエメや達也のスカッとしたゴールなのかもしれません。
16:00:17 |
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ナビスコカップ奪還への第一歩
3年連続の決勝進出を果たしたナビスコカップ。去年、残念ながら手放した優勝カップを取り戻すための闘いが始まります。
神戸・大宮・新潟と言う予選の組み合わせは、去年の実績からしたら1位通過しなくてはならないでしょう。
しかし、どこも浦和を目標にしてくるでしょうから、楽な戦いではありません。
ただ、他の3チーム同士も星の潰し合いをするでしょうから、きちんと勝って行けば早めに道が開けるかもです。
今日のポイントはサイドをどれだけ崩せるかだと思います。
神戸の右サイドはそれほど強くないですし、左も三浦淳が抜けていますから、サイドを握ってしまえば全体的に押し込む事は可能だと思います。
その上で、2列目の飛び込みからゴールが生まれそうな予感がしています。
ディフェンスラインはトゥーリオと内館・堀之内になりそうですが、裏に来るのは播戸くらいでしょうから、できるだけ高い位置をキープして欲しいです。
ラインを高くコンパクトにし、中盤でボールを奪って素早くサイドにと言う、去年のサッカーが出来れば浦和の時間帯が多くなるはずです。
とにかく欲しい公式戦勝利。
これからのきっかけになる試合になればいいと思います。
今日はテレビ観戦ですが、気持ちは神戸に飛ばします。
We are REDS!
07:41:23 |
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