Archive for 06 December 2004

06 December

浦和で勝とう! Jリーグチャンピオンシップ第一戦

「してやられた。」これが正直な感想です。
チャンピオンシリーズの第一戦は横浜が1ー0で浦和を破りました。

思い起こせば、横浜国際はあのW杯の日本対ロシア戦以来です。
来年からは日産スタジアムになるそうで、胸の広告が三菱自動車からボーダフォンになると言う噂の浦和とは、これも好対象と言う事でしょうか。

今回は珍しくメインスタンド、しかもピッチの選手出入口の上だった為に、試合前にコーヒーを飲みながら競技場内を眺めるギドや、試合開始の入場以外の選手の入退場を見近かに見ることが出来ました。
アップに選手が出てきた時は、思わず「ヨシッ!行こうぜッ!オイッ!行こうぜッ!」と、その昔サッカーをやっていた頃のかけ声が出てしまいました。
気合いが入ります。

キックオフ。
予想に反して横浜が押し込んできます。
ロングボールは前回の対戦と同じですが、今回は最終ラインが高く押し上げていて、予想通りではありますがヘッディングの弱い内館のサイドを狙ってきます。
そして、前回と違うのは浦和のラインの裏を突いてきます。

トゥーリオに当たったクリアボールが坂田の前にこぼれてのシュートはポストに当たりました。
奥のフリーキックは飛び込んだ中沢も触れる事が出来ませんでしたが、浦和ディフェンダーもクリア出来ずにゴール前を横切ります。
「ゴール前のちょっとした隙やセットプレーは怖いよ」と言う予告を受けたようでした。

今思えば、浦和は最初に横浜が圧力をかけてきた時から、その攻撃を受け切って欲しかった。
全員が「ここで攻撃を受けきれば後は楽になる」と言うマインドを共有して、20分くらい我慢して守ってしまえば、逆に試合をコントロールできたかもしれません。

結局、浅い最終ライン、裏への飛び出し、得点の匂いのするセットプレーに最後まで悩まされ、チャンスを作りきれませんでした。
と言っても、浦和も崩された訳では無いのですが、ゲームプランとしては横浜の方が上手く行っていたと言うことでしょう。

後半、コーナーから元レッズの河合に前に入られてしまい、一点を失いました。

それにしても、あのエメへのダイブの判定は何なんだろう?
ビデオを見てもあれは松田のファールにしか見えない。
特に縦位置からの映像を見れば明白。
PKを取らないとしても、ダイブでイエローも無いだろうという感じです。
去年の2nd終盤にエメにダイブでイエローを出したのも岡田。
彼にはエメは飛ぶとしかインプットされていないのかも。
しかし、あの判定に怒らなかったエメは本当に成長したと思います。
ビデオで見ると怒りよりも、「今年は変わったのを岡田さんはわかってくれないのか」と言う寂しさを感じる表情でした。
まぁ、横浜サポはあれはダイブだよと言うのでしょうが、BS解説の井原氏も言っていましたが、微妙なプレーだったと思います。

第一戦は終わりました。
ここから両チーム共に大きく変わる事は無いでしょう。
1年間積み上げてきたチーム力をぶつけ合うしかありません。
一人一人自分を信じてチームを信じて戦う時です。

ロッカーへ引き返す選手に声をかけました。
「浦和で勝とう!」

引き上げる選手
20:34:00 | tack | No comments | TrackBacks