Archive for 13 January 2005

13 January

♭3

鹿島の中田浩二がフランスのマルセイユのテストを受けるそうです。

マルセイユの監督はヴィッセル神戸をドタキャンしたフィリップ・トルシエ。
マルセイユでもきっちりフラット3をやってますね。
僕が見たのはトップのリヨンとのアウエーゲーム。
マルセイユは先行したのですが追いつかれて、1−1で終了。
順位を考えたら、マルセイユには合格の成績です。

フラット3を良く知る中田浩二を取る事は、トルシエに取ってはいい事だと思います。

で、次に取りに来るのは、やっぱり明神ですかね〜。
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「ああいえば、こう蹴る」後藤検証

以前、浦和レッズに対して「外国人部隊」とか「金満クラブ」と言うような批判をし、浦和サポーターから批判返しをされた後藤健生氏が、今度はサッカーマガジンの誌上で訳のわからない事を書いている。

そもそもは天皇杯のあり方の問題を取り上げていたのだが、最後にエメルソンとトゥーリオが帰国した事を大問題と言う。
もちろん、怪我もあり出場停止もあり信仰深いブラジル人のクリスマス問題もあっての不出場である。
ネネもクリスマスは帰国したが、アレックスやグラウは出ていたので、ブラジル人と言う枠では括れないものではあると思うが、出来れば出場して欲しい気持ちは僕も持っている。

しかし、その状況で、浦和がシステムを変えたのはブッフバルト監督が本気で天皇杯を取りに行ってないからと言うのはおかしい。
メンバーが変わればシステムも変わる事は考えられるし、アレックスのトップ下はリーグのFC東京戦でも使っていた訳で、決して新しい戦術のテストではない。
ギドも試合後の記者の質問に狙いを話している。
また、準々決勝時のFC東京戦でのシステムについても、テストかと言う質問にそうではないと答えている。
この試合後の監督コメントは、J's GOALと言うサイトに動画で残っている。

その上で、「新聞や雑誌が『浦和レッズは本気で天皇杯を取りたがっている』かのように伝えていたのは、これは意図的な誤報ではないのか。『エメルソンや闘莉王が早々と帰国し、監督も新戦術のテストを行っている』と言う事実をきちんと報道すべきだったのではないだろうか。」と言うのである。

準々決勝のコメントでもギドは天皇杯を取りに行くとコメントしているし、対戦相手の原監督は、天皇杯を取りたいと言う気持ちで負けたとコメントしている。
これだけを見ても、本気で取りたがっていると言う事を書くことは意図的な誤報なのだろうか?
そもそも、意図的とは何を意図しているのだろうか?

後藤氏はあの2試合・・・いや、岡山の試合も含めて見ているのだろうか?
あそこで闘っている選手達は本気でタイトルを取りに行っていたと僕は感じたし、同誌面の鈴木啓太のインタビューもそう話しているし、「05年はこうなる」と言う記事の中でも「天皇杯で勝てなかった悔しさがにじんでいた」と記者は書いている。
こうした感性は、意図的誤報だというのだろうか?

ヨーロッパのカップ戦の価値が低下している事は僕も知っている。
UEFAカップが残りカップウイナーズカップが無くなった事でも良くわかる。
ただ、ヨーロッパがそうだから日本も同じとは思わないし、メンバーが帰国した事と監督が本気で狙ったかどうかと言う事が並列にならない事実だとは僕には考えられない。

鈴木啓太のインタビューの中に、啓太が五輪代表から落ちた事を山本監督が直接電話してこなかった事に対しギドが啓太の前で激怒したと言う話があった。
それでどれだけ啓太が救われたかと思うと涙がでる。
そんなギドが、届かなくても更にもう一歩足を伸ばしたギドが、無骨でもドイツ代表に上り詰めたギドが、公式戦で本気で勝ちに行かない試合をするとは僕には思えない。
リーグ戦を6試合もテストにしてチャンピオンシップを勝ちに来るどこかの監督と一緒にして欲しくない。
きちんとそこを取材せずにプライドを汚すような事を断定して書くことこそ意図的誤報ではないか。

と、叫んでみても僕は一介のファンでしかないので、ここに記者の方コメントをリンクする。

この後藤氏のコラムは大住良之氏とのリレー対談になっている。
大住氏の反論に期待する。
浦和レッズ寄りに反論しろとは言わない。
少なくとも、意図的とはどんな意図かは聞いて欲しい。

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