WHO CAN STOP THE REDS?

内容が悪いわけではないが結果が出ない。
こんな時は何かゲンを担ぐ気にもなります。
いつもは連勝が始まると使う「WHO CAN STOP THE REDS?」のタオルマフラーを出動させました。
今年で１０年選手のこのマフラー、さすがにちょっと疲れてますけどご利益がありました(笑)

水曜のメンバーからネネが内舘に代わりました。
試合前のアップ時に永井がクロスの確認をしていたので、今日は右に張るのかなと想像していました。

試合が始まると、山田が右のサイドバックに入り内舘が左サイドになる４バックで４−４−２の布陣を引きました。
FC東京の右サイドを警戒してか、２列目はアレックスはやや引き気味で逆に永井が高めに位置する形になっていました。
そう言えば、アップから引き上げて時のウッチーの顔が凄かった。
「死んでも石川には仕事をさせない」って気持ちの表れだったんですね。
実際、石川は時折片鱗は見せてましたが、多くの時間で消えていました。

４バックになった分、水曜日よりのトップ下入れ替わり型の効力は弱まりましたが、長谷部と啓太が永井とアレックスをサイドの基点にして崩そうといている感じがしました。

前半はポゼッションは浦和でしたがどちらも攻めきれない感じで終わりました。
ビッグチャンスはFC東京側にありましたけど、ポストに救われました。

そして後半、水曜日もそうでしたが、サッカーのセオリーを再確認させてくれる折り返しからのゴールが生まれました。
水曜日は長谷部のパスからゴールラインまでもぐりこんでのセンタリングを長谷部に返したエメが、今度は永井のパスにゴールラインまで走りこんだ長谷部のセンタリングを受けてのゴール。
長谷部はパスを出した後、後ろから走りこんでゴールしましたが、エメはゴール前に詰めていたのを一度戻ってからセンタリングを受けてのゴール、どちらにしてもマイナスのパスはチャンスを生みます。
エメがギドに抱きつくのを見て、凄く安心しました。

FC東京も反撃に出ますが、浦和もカウンターで２点目を狙います。
エメのコーナーキックに走りこんだ堀之内のヘッドが炸裂！
あまりに気持ち良いゴールに、入った瞬間から一人堀之内コールをしてました。
なんと堀之内、チーム得点王じゃない(笑)

その後、危ないシーンもありましたが、カウンターでもう一点取れるのではないかと、最後まで期待できた展開でした。

インタビューを終え一人ゴール裏に挨拶した山田が階段を下りる途中でチーム関係者とハイタッチした時に、それまでの厳しい表情から初勝利の安堵の笑顔に変わるの見て、主将としてその責任感に対し敬意を持たずにはいられませんでした。

クラブにとって本当に辛い立ち上がりを過ごしてきました。
これからの一週間、しっかりとコンディションを整えて次のセレッソ戦に備え、これに勝って浦和の再出発として欲しいと思います。

やってるサッカーは悪くなかったし、これで結果も出た。
後は自信を持って行くだけです。
そう、WHO CAN STOP THE REDS?